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カラタケ日記

派遣社員から契約社員になって9年経過。思いついたことを書いてます。

怒るホームレス

先日、ショッピングセンター内に男性のホームレスがやってきた。ぼさぼさの長髪、無精ひげ、コート、ズボン、スニーカーどれも汚れていた。明らかに浮浪者然とした身なり。施設内にある自動販売機の釣り銭口を探っていた。さらには自販機の下を、持っていた木の枝で、硬貨が落ちていないか探していた。

最初に他の警備員2人で監視していたが、巡回していた私にも合流するようにと指示。合流した時点で館内から退去させるよう無線連絡が入る。自販機の下をのぞき込んでいる彼に最初に私が声をかけた。背中を軽くトントンと叩き「おじさん何してるの。だめだよ」。

直ぐに起きあがった彼の顔をみるとまだ若い。30歳前後だ。起きあがった彼は何事がブツブツ言っているが、内容は聞き取れない。他の2人の隊員は両手を広げ出入口に誘導しようとしている。それに従うように出入口に向かう彼。

外に出た彼が再度館内に入ってこないよう私ともう一人が付き添って歩く。すると、もう一度館内に入るような動作をしたので「入ったらだめなんだって」と制止した。「俺がやっているんだ…」と彼の言葉が聞き取れた。意味が分からないので「えっ?」と私は聞き返したが、同じ言葉を繰り返すだけ。

「どこから来たの」歩きながら私が問いかける。彼は無言。

「どこに行くの」。再び「俺がやっているんだ…」、怒っている。

その間、もう一人の隊員は逐次本部に無線を入れて状況を説明している。

そうしているうち、施設外の方向に歩いて去って行ってしまったので監視を解除した。

彼の後ろ姿を見送りながら、手持ちの小銭でも上げればよかったかなと思ったりしたが、また来られても困るし、などと勝手なことを考えていた。それにもう一人の隊員に本部に報告されたら、面倒だし。

「俺がやっているんだ…」を繰り返していた彼と会話することは出来なかった。その怒りの意味を問いただしたいと思ったが、彼と関わることの煩わしさが同時にわきあがった。

警備員でなければ、今回のようにホームレスと接する機会はないだろう。普段、ホームレスを目にしても声をかけようとは考えない。取材か何かの目的が無い限りは。

午後8時頃だった。外はとても寒かった。
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