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カラタケ日記

派遣社員から契約社員になって9年経過。思いついたことを書いてます。

高くてマズイ無洗米は売れない

一般家庭での無洗米使用状況をみると、洗わずに炊飯できるのが便利だからと毎日の食事に無洗米を利用している例も少なくない。また寒い地域では冬場の水洗いを省ける便利商品として販売量を伸ばしてもいるようだ。

だが前回記載したように無洗米流通量約100万トンのうちの主力は業務用である。

無洗米は米穀店やスーパー店頭に品揃えの一環として並んではいるものの、精白米に比べ購入者の割合が少ないのが実情だ。ところが私の周りでは用語としての無洗米の認知度は100パーセントだ。

会う人ごとに無洗米を知っているかと尋ねているが、知らないと答える人は皆無である。それほど無洗米(という言葉)は浸透している。なのになぜ売れないのだろうか。

利便性の点からみると、便利なものに慣れてしまうと元にもどるのが億劫になってしまうのが人の習性であるとしたら、無洗米の手軽さがもっと評価されていても良いはずだが現実はそうじゃない。

かつて「研ぐ」と表現された精白米の水洗い作業は、その間に進歩した精米機によって「洗う」程度でおいしく食べられるようになった。

現在では、研いでしまうと米を傷つけてしまい食味が低下するとも指摘される。力を込めて研ぐことから洗う程度へと、消費者の労力は着実に軽減されている。

そしてさらに進化した洗う必要のない便利であるはずの無洗米が評価されず何故販売が頭打ちなのか。一つに、洗わないことへの罪悪感を挙げる人も少なくない。洗わないことは、「手抜き」とみられるというのがその理由だ。

それでは、スーパー店頭に並ぶ多量の惣菜は例外なのだろうか。副食のコロッケや焼き魚、天ぷらやポテトサラダを買って帰り食卓に並べることへの抵抗はそれほど感じないのだろうか。

共働き家庭が増えた現状においては、出来合い食品への抵抗を覚えながらも、スーパーのバックヤードで作られた副食が家庭の食卓に当然のように並んでいる。スーパーの惣菜売り場の品揃えの充実度からも利用者の多さが分かる。

家庭の食卓をみると無洗米が支持されていない理由が分かる。いくら便利であってもマズイ商品(無洗米)は買ってもらえないのである。

米を炊く作業上の特性からしても、無洗米が大きなアドバンテージを有していない点も挙げられよう。洗わずに炊ける無洗米であっても事前に水に浸す浸漬時間(30~60分)が必要な点は精白米と変わらないからだ。

精白米よりもむしろ無洗米の方がシビアな水加減を要求しているケースもあるようだ。そうなると洗う手間(数分間の時間と水を使用しないことによる手荒れの回避など。ただし研ぎ汁の環境への負荷問題はここでは除外する)を省けることにどれだけの価値を見出せるかの問題となる。

小売店頭に並ぶ無洗米は、消費者に認知されているが支持されていない現実を再認識する必要がある。明確な根拠はないにしても食べておいしくないと感じる食品は市場では受け入れられないとの理解が成り立つ。

また、価格面からみても無洗米は普通精白米品より㌔当たり20~40円(無洗米加工賃として上乗せ)高い価格設定となっている。だから多少便利ではあるが、高くておいしくない無洗米は売れないのである。


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