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カラタケ日記

派遣社員から契約社員になって9年経過。思いついたことを書いてます。

なぜ糖尿病だけ言われるのか。高血圧や脂質異常で自己責任論はあまり言われない


人工透析を受けている患者を送迎するための車両を運転する業務について1年半が過ぎた。患者さん達に対しては、(食事制限があるため)食べ物や他人の噂話(亡くなったケースなど)など、心身に影響を及ぼしそうな内容は避けるようにして、会話には相変わらず気を使うが、それでもどうやら運転手として認めてもらえてるようだ。

それで、いまさらだが人工透析について、少し考えてみたい。
人工透析の原因として挙げられるのが腎機能の低下だ。その要因として一番多いのが糖尿病とされる。”糖尿病””人工透析”をネットで検索すると多くのサイトがヒットする。こちらも。病気の詳細については各サイトに詳しくあるのでここでは省く。

日本透析医学会が毎年実施している統計調査「わが国の慢性透析療法の現況」によると、2015年12月時点で、国内で透析療法を受けている患者数は32万4,986人で、前年度より4,538人増加した。透析の導入患者の原疾患の第1位は糖尿病性腎症で43.7%に上る。

遺伝要因や腎臓がんなどの原因のほか、半数近くが糖尿病を入口とした結果の病気であることが統計からも分かる。そしてその主な原因の糖尿病は生活習慣病とも呼ばれる。生活習慣病とは日々生活の中で自己管理することによって予防・改善が可能な病気とされている。なので誤解が生じる。患者個人の責任だけがクローズアップされたりするからだ。

読売新聞2016年11月11日付のコラム記事にあるように、民族による体質の差もあるようだ。それによると白人に比べ東アジア人のほうがインスリンを出す能力が低いらしい。食の欧米化が進んでいることから日本人の糖尿病罹患のリスクは高まっていることになる。

また、記事では次のように指摘している。「夜にドカンと食べて寝ると、糖質が中性脂肪になる。そうすると朝、食べられない。1日のカロリーの4割以上を夕食でとる人は糖尿病が多いというデータがあります。朝抜き、昼そば、夜ドカ食いという習慣はよくないですね。しかし、そういう生活は、糖尿病になった人だけでなく、なってない人もやっている。糖尿病にならない人たちも、ほかの病気になって医療費は使うでしょう。高血圧や脂質異常で自己責任論は、あまり言われない。なぜ糖尿病だけ言われるんでしょうかね」。

問題視されるのが治療費だ。1ヶ月の透析治療の医療費は、患者一人につき外来血液透析では約40万円、腹膜透析(CAPD)では30~50万円程度が必要といわれている。しかしながら患者の経済的な負担が軽減されるように医療費の公的助成制度が確立している。

高額療養費の特例として(一般の高額療養費とは異なる)保険給付され、透析治療の自己負担は1か月1万円が上限となる。なお、一定以上の所得のある人は2万円が上限。また外来・入院・薬局等はそれぞれでの負担となる。

年間約500万円の高額な治療費が税金によって賄われている現状が問題視されるのだ。周囲のアドバイスに従うこともなく、暴飲暴食を繰り返した結果、透析治療を受け、その費用が我々の税金から支払われている、との指摘だ。

脳血管障害やがん、心疾患などの成人病を健康保険の3割負担で治療を行っている側にとっては、その待遇差に対する不満が膨らむのも理解できる。

私が運転している送迎車にも非常識な透析患者はいる。送迎車のなかで飲食したり、ワザと遅く乗ったり、他の患者がいるなか携帯電話で大きな声で延々と話したりなどだ。

だが今のところ一人だけだ。他の患者さんは常識的な方達ばかりだ。私がこれまで働いてきた職場(業界紙、冷蔵庫のライン生産工場、ショッピングセンター内の施設警備、レンタカーの回送など)と比較してみると、健康と思われるそれらの職場の大人達の方が我儘で無神経な人間の割合が多いと個人的に感じる。


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