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カラタケ日記

派遣社員から契約社員になって9年経過。思いついたことを書いてます。

怒る女

「もう、まったく頭にくる」。

開いた自動ドアから大音響とともに出てきた女が吐き捨てるように言いつつ私の前を横切る。

さらにぶつぶつ言いながら歩道へ向かう。入口に立っていたもう一人の警備員も、私の方を振り返って、〈怒ってるよ〉と口パクを寄越す。

ここは平日のパチンコ店。午後1時過ぎ。「ホントに出ないよ」と怒りながら帰って行く女。見た限りでは二十歳前後。出てきた自動ドアを何度も振り返りながら一人帰っていく。

「この時間だと5万円はやられたな」。
入口に立っていた相棒が歩み寄ってきて私に言う。1時間当たり2万円使ったと計算してのことだ。

「俺なら寿司食って生ビール飲むね」と相棒は続ける。「そうだな」と同意する私。

続けてパチンコ店に勤務すると、来店客の顔ぶれが同じなことに気付く。朝の開店前に並んで整理券をもらっていち早く入店し、閉店までいるメンバーも数人。そのほか10代から年配の男女、職人風、事務系のサラリーマンーーなど多種多様な人たち。

ほとんど毎日来ているような人も中にはいる。毎日きていれば勝てるという保障はない。私の経験だとむしろ逆だ。一時的には勝ったとしてもトータルすると負けてしまう。ギャンブルとはそういうものだ、と思う。

22時になってATMの場所を尋ねてくる客もいる。20代の彼は教えられた場所に向かった後、パチンコ店に引き返してきた。店内でパチンコを続けてやったのかは確認していないので分からないが、ギャンブルにのめり込んでいる状態たど想像した。

やはりパチスロ好きの友達を誘って以前、「ギャンブル依存症に関する相談会」に出席したことがある。借金しながらもパチンコ・パチスロに通い続ける人たちが集まる。ギャンブル依存の状態から抜け出すために互いを支え合うための会だ。

そこには、パチンコで3000万円の借金をつくり、家族や親戚の力で一度は返済しながらも、再度パチンコにのめり込んでいる人がいた。現在は立ち直っているが、再びパチンコをしないようにと会に参加していた人がいた。

軽度の依存症だった友達はその後、立ち直っている。なのでその会には足を運んでいない。

家族や周りの支えが彼を立ち直らせた。

やはり一人で解決するのは難しい、と思う。







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